<当店の珈琲についてのQ&A>

1.Q どういう種類のローストを使っているのですか

A 紀州備長炭を使用した直火焙煎です。
ホットでお飲みいただくものは、シティロースト、アイスコーヒー・カフェオーレはフルシティローストを用いております。
(カフェオーレはフレンチローストが最適ですが、それは熱風式の場合であり、炭火の場合は、フレンチの温度で煎りますと、焦げ臭さが先に出てしまい、必ずしも美味しいと言えませんので、当店ではフルシティを最適と考えています。)


2.Q 粗挽きだそうですが、どうしてですか。

A お湯が粉砕したコーヒー豆に浸透すると、色・味・香りなどの源である種々の化学物質が溶けてコーヒー液を作り出します。
好ましい味や香りを構成する化学物質は、湯を注ぐと急速に抽出され、抽出が続くと少なくなるのに対し、渋味やその他の刺激性の味を構成する物質は浸出している間中、平均して抽出されます。
細かく粉砕した豆は、湯との接触する面積が大きくなりますから、一杯分の液を抽出するのに時間がかかり、その分好ましくない味が多量に抽出されます。
従いまして、当店では抽出時間を短くするために粗挽きにしております。
特に、炭火のものを細かく挽きますと、特有の焦げ臭さが不快感となって前面に出てしまいます。


3.Q 粗挽きの理由はわかりましたが、でもそうすると
薄いコーヒーになってしまいませんか。

A そうなんです、ですから満足する味・香り・色の濃さを出すために、当店では一杯当たり通常の2倍強の豆を使用しています
同じ濃さの細挽きに比べ、見た目以上にあっさりとした味わいで何も入れなくても抵抗なく召し上がれると思います。
『カップの中には、雑味のない、必要不可欠な味と香りだけを抽出した、にごりのないクリアーな琥珀色の液体』
これが、当店のポリシーです。


4.Q メニューにある、ブレンドコーヒーとストレートコーヒーの
味の違いなどについて教えて下さい。

A ストレートというのは、その味の特性を楽しむものであり、その人によっては好みが違いますので、何が一番おいしいという特定はできません。
しかしながら、どうしても味が単調に陥りやすいという欠点があります。
そこで、味に奥行きと幅をもたせる意味でブレンドが生まれました。ブレンドというのは、この銘柄・この比率がベストだというものはありません。
店主の主張が、それに表現されているのです。
100人中90人の方に満足いただけるように試行錯誤の末に作り出したものが当店のブレンドです。
ですから配合比率はお教えできません。
ただ、少しだけこだわりましたので、ストレートよりもコスト高になってしまいました。(蛇足ながら)



100人中90人の方に満足いただけるように試行錯誤の末に作り出したものが当店のブレンドです。