ストレートコーヒーの味の特徴

ストレートコーヒーの味の特徴


	ブラジル（中性）
	苦味と酸味のバランスが良く、ブレンドのベースとして多く利用される。［中煎り］柔らかな香りで、味は中性であるが故に、やや平坦に感じられる。［深煎り］舌に絡みつくような力強い苦味と程々の酸味が重厚な味わいとなる。

	コロンビア（中性）
	特有の苦味・酸味・コクがある。［中煎り］すっきりとした味わい、優しく飲みやすい。［深煎り］円熟した透明感のある軽い苦味と酸味が独特の風味を醸し出している。

	マンデリン（苦味）（インドネシア）
	産地の地名からスマトラと呼ばれることもある。ジャングルの雫を思わせる野生的な苦味が身上。［中煎り］滑らかな口当たりで甘みをも感じる、香りも豊か。［深煎り］この豆の個性が最も生かされるのが深煎りで、奥行きのある苦味・濃厚なコクと香りがあり、炭火コーヒーファンには絶対の支持を得ている。

	ガァテマラ（酸味）
	高地産のものが、ことに香り豊かで上質の酸味。［中煎り］酸味が大好きな方には絶対これがお勧め、甘みを伴った口当たりと香り。［深煎り］酸味は苦味の後からそっと顔を出す感じになり、抵抗感のない味わい。

	キリマンジャロ（酸味）（タンザニア）
	上質で濃い酸味に加え、甘み・香り共に優れている。［中煎り］甘みを伴ったコクがあり、酸味はあくまで強いが、すっきりとした味わい。［深煎り］強い酸味を期待した方には拍子抜けのする位に押さえられているが、しっかりと存在を主張し、苦味と共にその切れ味は鋭い。

	モカ（マタリ）（酸味）（イエメン）
	アラビアンモカと呼ばれるイエメン産の中でも最上のグレード。気高いまでの香気と酸味は、ワインフレーバーと表現されることもある。［中煎り］強いが気品のある柔らかな酸味と芳醇な香り。［深煎り］コクのある苦味に抱かれた濃厚で心地好い酸味と深い香り。

	ブルーマウンテン（中性）（ジャマイカ）
	同国東部のBM連峰の標高1200mの地で産出される。その量はきわめて少ない。豊かな風味で、酸味・苦味・甘みが程よく調和されている。［中煎り］調和した個性が鮮明に口の中に広がる。ストレート向き。［深煎り］中煎りほど個性的ではないが、香り高い味わいは、あたかも貴婦人のささやきにも似て。

ブラジル（中性）

コロンビア（中性）

マンデリン（苦味）（インドネシア）

ガァテマラ（酸味）

キリマンジャロ（酸味）（タンザニア）

モカ（マタリ）（酸味）（イエメン）

ブルーマウンテン（中性）（ジャマイカ）