アラベスクを繋ぐリボン
2017/1/8 俳写倶楽部定例会-91回 ※プリント用
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アラベスクを繋ぐリボン
● 藤の実のはじけて行方知れず哉 尊晴 ❶
散歩途中の藤棚の下、藤の実の鞘が散乱していました。帰り際に出来た句と、見上げた折の藤棚の写真を組み合わせてみましたが、冬の藤棚淋しい限り、画像を反射させてなんとか賑やかにしてみたのが 作品 ❶ です。
その後、体調を崩して、散歩もままならず、クリスマスツリーを一枚撮っただけで、「行方知れず」の作品を眺める日々でした。しかし転んでも只では起きないのが俳写精神、藤棚を反復模様にしてアラベスク模様と関連付け、クリスマスツリーの赤リボンで結び付けてしまいました。背面にはツリーのイルミネーションを薄く浮かせ、新年が明るい年であります様にと、一寸派手目に制作致しました。
新年にかけてやっと体調が戻り、この作品は例会までには提出出来そうです。良くも悪くも、目出たし目出たしのスタートです。
● アラベスク リボンで結ぶ去年今年 尊晴 ❷
アラベスク模様 |
アラベスクは、モスクの壁面装飾に通常見られるイスラム美術の一様式で、幾何学的文様(しばしば植物や動物アの形をもととする)を反復して作られています. | ||
藤の実のはじけて行方知れず哉 ❶ |