朝 霧 三 景
2016/12/4 俳写倶楽部定例会-90回 ※プリント用
朝霧・散歩徘写 ❶
朝 霧 三 景
雨や雪ではない限り、朝の散歩は続ける様にしています。十一月は早朝の霧が続き、見慣れた景色が一変、散歩道には水墨画風の風景が出現しました。今回の俳写は三景、数日おきの霧の俳句写真の記録となりました。
● 朝霧や通う小道に紅差して 尊晴 ❶
散歩の折り返し地点、一叢の葉鶏頭が色彩の乏しい風景の中で際立っています。
● その角を曲がれば確か鶏頭花 尊晴 ❷
翌々朝、あれは今年最後の葉鶏頭だったのでしょう茎ごと崩れ去って見る影もありません。向いの菜園の柿の木は、実がつているのか葉が残っているのか判断出来ない程の濃い霧が立ち込めていました。
● 今朝方の夢の続きか霧深し 尊晴 ❸
距離の短い散歩では、俳写の素材が枯渇するのでは‥‥? とのご心配、ご無用。それこそ五里霧中の中ででも俳写制作を続けていれば、枯れた草木、風や霧までもが制作に協力してくれる事が分かりました。今回は、「俳写・朝霧三景」で一セットと致します。
朝霧・散歩徘写 ❷ |
朝霧・散歩徘写 ❸ |