異郷に入れば‥‥‥異化作用
2013/11/10 俳写倶楽部定例会-51 ※プリント用
● 異郷に入れば
海外に行けば、「俳写」の作品は変化するものなのかな?と興味がありました。
ヨーロッパの建物はほぼ石造り、雑誌等で多少は見知った光景ですが、街の人々が突然外国人に入れ替わってしまったという、妙な錯覚に陥りました。
9月の初旬とは言え、日中はまだ暑く、日陰に入ると湿度が低いのでしょう、カラッと爽やかでビールが旨い。美術館巡りに疲れると早速カフェに立ち寄ります。旅行中はビールを充分堪能致しました。
俳句の「や」、「かな」などが醸し出す余韻は、気候と風土の違いでしょうか、どうもパリの風物には似合わない語感があります。
手帳にはカフェの店名や地名が、カタカナと欧文で縦に横に踊っています。
おのずと俳句は、カタカナで、それも単語が単純に並べられただけ。ドライな感じになりました。
これも異郷に入った異化作用でしょうか。
※カフェ・ドゥ・ラ・ペ
140年以上という、その長い歴史から、多くの著名人も利用。
上記写真のカフェはカフェ・ドゥ・ラ・ペではありません。