花見から花火まで 134回
2020/8/2 俳写倶楽部定例会-134回 ※プリント用
花見から花火まで
● 花見から コロナ寄り添う 花火まで 尊 晴
この半年の間、コロナ、コロナで世界は大騒動。 日本に限っても三月の花見が中止、今夏は各地の花火大会まで自粛中止が続きました。それでもまだまだ収まらない新型コロナの勢い、どこまで続くヌカルミでしょうか。
俳句写真の内容も、おのずとコロナのあれこれ、川柳風にと変化致します。
問題は川柳で表現、自由律で表現、どの方法でも良いのですが、俳写は写真とのコラボレーションです、もう一味俳写らしい展開が期待されます。今回のように、勢い込んだ句だけが先に出来ても、俳写にはならないのが、辛いところです。
天井の蛍光灯見上げながら思案の末、扇子の透かし彫りを手元から開く花火に見立てて、逆光で撮影してみました。
それだけではちょっと淋しい図柄でした。そこで、花見と花火の対句の表現もしたかったので、桜の花びらを一、二片散らし、何とか俳写としての形を整えました。
本人の狙いと作品の出来栄えは比例しないところ‥‥、これも俳写の辛いところです。
※ コロナ災で、皆様にお逢い出来ない月が続き、俳写制作方法について弁を弄し過ぎた感があります。月一回の講習会、ご都合で出席出来なかった方への「実践制作」解説リーフレットです。ご参考になったでしょうか。