俳写はライブ
2020/6/14 俳写倶楽部定例会-132回 ※プリント用
俳写はライブ
初物のビワが届き、早速配偶者はお礼の電話を致します。
私は私で最近不足気味の「俳写用写真」を撮るべく、八つ手の葉っぱを庭から切り出し、これも早々に準備を致します。
さて、お礼の電話は挨拶だけには留まらず、最近のコロナ関係はもちろん、それぞれの家族の健康状態等‥‥、それからそれへと話は尽きない様子です。
● 到来の ビワに安否の 長電話
尊 晴
下五の句が最終的に「長電話」に落ち着いたのも、今、目の前で展開している配偶者の会話の様子がとても生き生きしており、私も個人的に今を生きている実感が持てましたので、正直に句で状況を表現致しました。
茂木ビワの写真はごく平凡な構図で、取り立てて説明する必要はありません。私の凡庸な日常生活の一場面を切り取った写真です。
しかし写真の背後には、今現在の出来事が流れています。それが表現出来ればナ‥‥と念じつつ、六月の俳写を制作致しました。
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