袋池あたり 129 回
2020/3/1 俳写倶楽部定例会-129回 ※プリント用
地名の由来となった丸池(袋池とも)より「梟の樹」を望む。元池袋史跡公園 2020.2.20
袋池あたり
池袋駅西口、ホテル・メトロポリタン前の角地にある「元池袋史跡公園」は、うっかりすると素通りしてしまう小さな公園です。
昔このあたりは湿地帯で多くの池から水が湧き出しており、池袋の地名はそこからおこったとも伝えられています。現在は水も涸れ、埋め立てられ「袋池」とも呼ばれた池は、公園の記念碑にその由来を残しているだけです。
● いにしえの 池のあたりや 「袋池」
尊晴
中央のモニュメントは、やはりいにしえの袋池のあたりに生息していたと思われる梟達と、今世紀初頭に絶滅の危機にあるといわれた梟の群像です。
ビル街の一角にモニュメントや石碑等がコンパクトに設置されていますが、さて写真に全景を入れるには少々無理がありました。数回現地に通って青空に浮ぶビル群を背景に、フクロウ君達をあおり気味に撮ってみました。
一瞬ですが、ビル面に写り込んだ青空の透明感が増し始め、池にはこんこんと清水が湧き出し、鳥達が歌い集う遠い昔の武蔵野原に、タイムスリップ致しました。
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