どこまでも 彼は邪悪な‥‥114回
2018/12/2 俳写倶楽部定例会-114 回 ※プリント用
どこまでも 彼は邪悪な‥‥
歩道の終点で腰痛のため道を引き返したのは、先月の定例会前のお話。本日はその続きとなります。
実はUターンした際に落ちていた鮮やかな紅葉一枚持ち帰り、これで何か作品が出来ないものかと前回の鰯雲作品の上に散らしてみたところ、葉っぱが天狗の団扇に変化し始めるではありませんか。虫食い穴らしきところには目玉まで出現しました。早速この落葉をスキャナーで読込み左右に反転し、鰯雲の上に配置してみます。あれほど邪魔な電柱が、今度は程よい位置でなんと羊の口元を表現しています。目玉といい耳の形の葉っぱといい一枚の写真が邪悪なひつじに妖変してしまいました。
これは最初から意図して制作した訳ではありません。その場その場の画像と言葉の融合反応でしょうか、俳写で自由に遊ばせておけば、とりとめも無い意識が勝手にまとめに入ってくれる、
自動記述
の例かも知れません。
◀ 113回(前回11月)のテキスト上に、紅葉を置けば‥‥
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