異化作用はいかが?
2018/2/4 俳写倶楽部定例会-104回 ※プリント用
2013年9月
異化作用はいかが?
2013年9月、上記掲載の写真には
●いたずらは異郷の街の異化作用 尊晴 と句を付けていました。
【 海外に行けば、俳句の「や」、「かな」などが醸し出す余韻は、気候と風土の違いでしょうか、どうもパリの風物には似合わない語感があります。これも異郷に入った異化作用でしょうか‥‥。 】
と語り、写真を左右に反射させ意外性を狙った、「異化作用」と言う作品でした。
今思うと「異化」の仕方がまだまだ物足りなかったようで、異化効果が風景の変化だけに限定されていた様です。
画像に添えられた言葉も、異化の影響を受け、画像ともども変化して、そこに不思議な世界が立ち現れてくれば、良かったのですが‥‥力不足でした。
そこで今回は、反射した風景に乗る文字の配置を変え、判読不明にし、理性では理解出来ない異界をさまよってみました。
● 異化作用の街の用作化異 尊晴
さて、再びこの世に戻ってこれますやら。
● 異化効果=ドイツの劇作家 ベルトルト・ブレヒトが1920年代に発案提唱した演劇理論 日常見慣れたものを未知の異様なものに見せる効果。 |