視点を変えて 《俳写のツボ・その7》
2017/11/5 俳写倶楽部定例会-101回 ※プリント用
視点を変えて
2009年の作品です。奇しくも11月5日は本日101回目の講習日と同月同日です。8年前にもこの作品を例題として「徘写ってなに?」と検討した記憶があります。その旧作を前に、俳写に対する考え方がどの様に変化したのか、考えるのも良いかと思います。
※ 俳写のツボ・その7 身近かな対象にもイメージの転換を
裏庭の物置の外壁は、曇りがちの空の下では中国杭州の西湖が浮かび上がり、夕陽を浴びればサハラ砂漠のオアシスが出現したりと、様々に変化する鉄板製のスクリーンです。(今は無し)
● オアシスと思えばそれは蜃気楼 尊晴
視点を変えて対象物を眺めますと、言葉が壁の赤錆を越えて、違った表現をみせます。
もっとも「何度眺めても赤サビは赤サビにしか見えませ〜ん!」と言う方もいらっしゃる訳で、そう返答されるとこの抽象化は再考の余地ありでしょうか。「徘写ってなに?」と自問自答の散歩道を常の如くさまよいます。
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