▼2007年1月〜12月


尊晴 四句百句
寄せられた句

▼2007年12月
●カゼガ
ボクノ
カゲ
ユラシテ
イッタヨ
……516 尊晴
●宝くじ 又、取り出して見入る 貧乏人……515 尊晴
●宝くじ又取り出してみる貧乏人……514 尊晴
●ツラクテモ メリークリスマス……513 尊晴
●これがまあ夢のカケラよ捨て置かん……512 尊晴
●この辺りに一行詩………511 尊晴
●荒びたる心は哀し雪遊び………510 尊晴
●ジエームスも質に首置く年の暮れ…509 尊晴
●パンはパン喰えぬ句なれどパンはパン…508 尊晴
●ギヤマンの瞳の奥のネオン哉……507 尊晴
●雪が…
赤い雪が…
飲み残した
アブサンの
赤が
降る…
……506 尊晴
●雪が… ……505 尊晴
●五百里塚過ぎて尊氏は虫の息……504 尊晴
●空咳に娑羅の実らしき一つ落つ……503 尊晴
●そぞろ寒 ビルがビル呑む 異空間……尊晴/五十八景
▼2007年11月
●デジャビューか冬の上海紅き旗…502 尊晴
●俳句界 柱の陰で 水割りを…501 尊晴
●握手してソレジャア又ナと池袋…500 尊晴
●魅惑のペルシャ酒姫…499 尊晴
●そぞろ寒都会飲み込む枯葉かな…498 尊晴
●そぞろ寒都会飲み込む都会かな…497 尊晴
●行きずりの人と愛で合うもみじ哉…496 尊晴
●かぐや姫 きっと棄て児で 薄命で… …495 尊晴
●すでに紅葉 天幕の果て
 それ、その紅き酒飲み干さん
 今日一日の
 命うれしと…493 尊晴
●行く秋を惜しむでもなし土手に座す…494 尊晴
●とりあえず寄ってたかって俳写展…492 尊晴
●一抹の不安集めしツメレンゲ…491 尊晴
●重ね置くマユゲオモトとハゼの鉢…490 尊晴
●追う指は大文字草ストローク……489 尊晴
●jazz懐かしHAIKU無し……488 尊晴
●欠落は欠落として秋の詩……487 尊晴


▼2007年10月
●冷えた月 もう一人程 切れそうな……486 尊晴
●白馬入盧花……485 尊晴
●まちおこし大儀に疲れ花の元……484 尊晴
●解らないと言う事が解った今日の空……483 尊晴
●秋風鈴一っ鳴りたる空家かな……482 尊晴
●……481 尊晴
●秋桜尋ねし後は冬桜……480 尊晴
●夜行バス思い思いの秋時雨……479 尊晴
●今日の空……478 尊晴
●まちおこし大義に揺れる蕎麦の花……477 尊晴
●赤い羽ぬしも昔は恋をして……476 尊晴
●薮みょうが子猫額に蒔きにけり……475 尊晴
☆扇面の文字飛び立たん星月夜……尊晴
●秋霖に沈む都会の憂鬱かな…474 尊晴
●への への もへ…473 尊晴
●水の輪を重ねて深し秋の声…472 尊晴
●青島の泡を重ねて青海波…471 尊晴

▼2007年9月
●言ひ切って 清浄真如 胸の月…470 尊晴
●×(バツ)の字を刻みて崩す奴かな…469 尊晴
●厠よりあがりたまえと秋の昼…468 尊晴
●杖引かん残暑きびしき折りながら…467 尊晴
●..... 思ひ出せない 忘れ物…466 尊晴
●第三の波にのまれつ冷コ飲む…465 尊晴
●秋風や身の置きどころ探しかね…464 尊晴
●一片の群れより離る鰯雲…463 尊晴
●己が首撮ってうち振る秋の陣…462 尊晴
●千年に追いついてみよTyphoon…461 尊晴
●初秋鋭き光ある時あり……460 尊晴
●逢うべきか止んでまた降る秋の雨……459 尊晴
●喪失の奥歯のあたり蝶の舞い……458 尊晴
●奥歯抜き一ッ秋の日終了す……457 尊晴
●待ち人は必ず来たる風雨突き……456 尊晴
●月ふたつ出して狸は寝入りたり…455 尊晴
●微妙なるだましだましのラムネかな…454 尊晴

▼2007年8月
●●○○○○○●●●●●●●○○○○○…453 尊晴
●○○○○○言の葉いらぬ○○○○○……452 尊晴
●○○○○○言の葉いらぬ雲と月……451 尊晴
●ビードロの珈琲涼し「邪宗門」……450 尊晴
●傾きて進むケレンの抜き手かな……449 尊晴
●広島や還暦過ぎし夾竹桃……448 尊晴
●岡山やせつなき「のぞみ」182……447 尊晴
●裏山にドンとせり出す花火かな……446 尊晴
●待つ事も趣きとして蝉しぐれ……445 尊晴
●永遠は海に融け合う夏落暉……444 尊晴
●鳴き止まぬ蝉一匹が闇に在り……443 尊晴
●気がかりを解きて涼しき縄のれん……442 尊晴
●エッシャーと必死で遊ぶ雲の峰……尊晴
●犬猫も耳そばだてる遠花火……441 尊晴
●遠花火 妙音遅れて 届きけり……440 尊晴
●線香の煙り眼にしむ婆娑羅者
(ばさらもの)…439尊晴
●ひぐらしや一寸顏出す店主哉……438 尊晴

▼2007年7月
●ひぐらしや一寸顏出す店主哉……438 尊晴
●雷光に追われ逃げ出す大手門……437 尊晴
●先達はラムネ飲むにもあらまほし?……436 尊晴
●水塚や木の下闇におらぶ声……435 尊晴
●泣き笑いやっと手にする水鉄砲……434 尊晴
●初蝉や問わず語りの老爺かな……433 尊晴
●乗りましょうクレーあやつる音符舟……432 尊晴
●偲びたる 人悠々と 雲の峰……431 尊晴
●数珠の実を一つ拾いてたなごころ……430 尊晴
●水打てば うまそうであり 力石……429 尊晴
●竹きしみ言霊昇る雲の峰……428 尊晴
●石に笑いかける
 石も含み笑い……427 尊晴
●雨降ればア・ア・雨ダナと言ってみる……426 尊晴
●七月は七月として雨の降る……425 尊晴
●ナツメロや薬持つ手をふと休め……424 尊晴
●庭眺め座しているだけ夏の午後……423 尊晴
●天の川よさみおとめの袖濡れて……422 尊晴
●オイラモトモトパイレーツ……421 尊晴
●イケマセン湯浴ミノゾクハイケマセン……420 尊晴
●角皿にくちなし色を置いたまま……419 尊晴


▼2007年6月
●ただただ風は吹くばかり……418 尊晴
●落丁の白つくづくと不在なり……417 尊晴
●たれそかれ漕ぎ手一人の天の川……416 尊晴
●飛込むは天も地も無き鰯雲……415 尊晴
●曲芸師憂いと苦痛ねじ曲げて……414 尊晴
●梅の実や落ちて話しの途切れたる……413 尊晴
●ボンヤリとソフトクリーム食べている……412 尊晴
●ドクダミ草独り摘んでみせまする……411 尊晴
●島猫は浜ナス風と行ったきり……410-2 尊晴
●シマネコハハマナスカゼトイッタキリ……410 尊晴
●緑陰ニクラシキ程深まる……409 尊晴
●いずれ又 それも水無月 風吹く頃に……408 尊晴
●ラッコウのスパム食いたりゲシュタルト……407 尊晴
●金トトに ドクダミ効能 講釈す……406 尊晴
●咲き初めし 十薬の花 白みどり……405 尊晴
●冷コーヒー最後の客となりにけり……404 尊晴
●カポックやほんの数分扇子芸……403 尊晴
●十薬の 香りほのかや 金魚塚……402 尊晴
●表彰ぞお茶目に笑へ写真の日……401 尊晴
●白雲の行方おそらく茜雲……400 尊晴

▼2007年5月
●木漏れ日に 十薬の白 静か……399 尊晴
●小雨らし 十薬の白 静か……398 尊晴
●涙あり ともに拭き切る カウンター……397 尊晴
●とりあえず 寄ってたかって 俳写展……396 尊晴
●見下ろせばドクダミ寡黙群れにけり
 裏の狭庭の夏の夕暮れ……395 尊晴
●めっきりとスペード増えし狭庭かな……394 尊晴
●カウンター拭く手休めし青葉風……393 尊晴
●のどぐろの嘆きの深さ腹までも…392 尊晴
●先駈けに菖蒲一輪仕方なく…391 尊晴
落日や薄き水割り口に含む…390 尊晴
●読 書 先 客…389 尊晴
●節度なき無神論者の写経かな…388 尊晴
●蟻がいてゴキブリがいてご飯です…387 尊晴
●ドッドドドドウド ドドウド ドドウ
イキノ キ レ テ ル
マタサブロウ………386 尊晴
●所在なく 凧揚げている 凧職人……385 尊晴
●見上げれば憂き眼差しと合いにけり…51景 尊晴
●深層は知らぬがよろし古きかさぶた…384 尊晴
●命あり 五月の雨に「靴が鳴る」…383 尊晴
●トレモロの 夜行列車に 僕が居る…382 尊晴
●菖蒲湯の 薫り遥かに 僕が居る…381 尊晴
●僕の前 遠ざかってく 僕が居る…380 尊晴
●一写成って茶店へ…379 尊晴

▼2007年4月
●込み入った お話しなさそ 花小部屋…378 尊晴
●パウチしてスキャニングしてエリカ…377 尊晴
●またひとり 退職はがき 春惜む…376 尊晴
●けむり見て 合点して 帰る…375 尊晴
●あの人もこの人も床の人…374 尊晴
●あの人もその人もこの町の人…373 尊晴
●受胎告知+Roast sweet potato…372 尊晴
●もつまいて 荒ぶ列車は 千里まで…371 尊晴
●慈悲あらば人も散らすや観世音…370 尊晴
●借用証書いてスタコラ桜しべ…369 尊晴
●独りゐの愁ひ黙せり座禅草…368 尊晴
●借命と思えばいとし今日の蜘蛛…367 尊晴
●人待てば松の葉降れる茶屋の下…366 尊晴
●葉桜の下を無口に歩み抜け………尊晴/旧句
●手を突いて 見入る盛りの 糸桜…尊晴/50景
●あら一句蛙好みの目を借りて…365 尊晴
●あら一句○○○の目を借りて…364 尊晴
●散りかかる 花一ひらを 払ひかね…363尊晴
●ジュエリーの重さはかなき重さかな…362 尊晴
●花の下女静かに抱かれけり…361尊晴

▼2007年3月
●ねぢより立ち寄りやはり花の本……尊晴360
● 君が髪 触れるものあり 糸桜……尊晴359
●ニタニタとカメラ撫でてる木の芽時……尊晴358
●気が付けば世界のオタクとスキップぞ……尊晴357
●ネタ尽きてアバンギャルドのふて寝かな……尊晴356
●うっとりとアバンギャルドの老化かな……尊晴355
●うっとりとアバンギャルドの語感かな…尊晴354
●リンリンと鳴ってこの世の身過ぎかな……尊晴353
●めざめてもめざめぬもよし春の酔……尊晴352
●めざめてもめざめぬもよし春の宵……尊晴351
●めざめてもめざめぬもよし春のよひ……尊晴350
●春風に見てはならないものを見て……尊晴349
●糸桜一ッくさめのゆれ易し……尊晴348
●説かれても 今は昔と 佇みし……尊晴347
●巡り来る影に灯篭輪廻説き……尊晴346
●咲かずともすでに実のある稲穂かな……尊晴
●オキナヨクムカシムカシトメグリゴト……尊晴345
●肩濡れて 我にかへれば 翁哉……尊晴344
●春の雨 商い人の 肩濡れて……尊晴343
●佇むも旅の途中か春の雨……尊晴342
●啓蟄や井戸の底より鳥と雲……尊晴341
●イド深く俳写忘れてシュール……尊晴340

▼2007年2月
●春二番 蛙算段 這い出さん……尊晴339
●しばらくは井戸の底にて思い草……尊晴338
●かかわりは今朝一刻のこのページ……尊晴337
●枯渇して今は昔を忍ぶ草……尊晴336
●枯渇……尊晴335
●春の雨 四方三界に 音も無く……尊晴334
●渋滞 フロントガラス 春雨……尊晴333
●ふと夢を円月橋に垣間見て……尊晴332
●ひきつって 後悔………尊晴331
●品川の涸れゆく揺れか野は哀し…尊晴330(回文)
●木曽川も梅も西湖も庭の内……尊晴329

▼2007年1月
●乗り出して行方知らぬ俳写かな……尊晴319
●佇むは 六道地蔵の 分かれ道……尊晴318
●これ描いて日終……尊晴317
●借命と 思はば愛し 今日の空……尊晴316/旧作
●花の兄問われて一輪咲いて見せ……尊晴315
● これ喰うて 一日……尊晴314
●寄らずに帰へる……尊晴313
●カラ箱を 叩いてみても カラの音…尊晴312
●知恵熱や またぞろ俳写 とどこおり…尊晴311
●鎮座してなんとうてなの寒き事…尊晴310
●ちくわぶのおまけもろうた鞆の浦…尊晴
●な  む  …尊晴309
●あぶな絵を 閉じて屋上 オ〜アブナ!…尊晴308
●あぶな絵を 見入る背中に 冬日かな…尊晴307
●祝(ほ)き事も二ッありけり松の内…尊晴306
●冬木立 幹を撫でてる 病み上がり…尊晴305
●病み上がり ごく素直なり 富士の山…尊晴304
●額縁に 納めて偲ぶ 己が影…尊晴302
●ぬかるみや 明けて四日の 八詣で…尊晴301
●床抜けて 門松も抜いて 三味(写味)のもと…尊晴300
●初夢や 三途の川の 舟遊び……尊晴299
●それほどの 願いは掛けぬ 初詣……尊晴298
●憂き人も 棒で突かれて 年を越し……尊晴297




































































































































































▼2007年12月
●一枚の朴の落葉に目鼻立……まこ爺
●寒紅梅羅漢の森にみつけたり……まこ爺
●年末を大盤振る舞い山帰来……信人
●尾道の坂に住みたる猫と会う……こてまり
●ぷっかぷかぼかぼかぼかと柚子湯かな……まこ爺
●炉明かりや古へ人の住まうごと……yoshiyosh
●つれづれの想いつのりつ年越ゆる・・・・たかを
●電飾の聖樹を偲びクリスマス……まこ爺
●酒無しは三日仕舞やまゆみの実……まこ爺
●乳母車青き帽子の毛糸玉……yoshiyosh
●冬木立なにはなくともアーティスト……信人
●無(ゼロ)からの蘇生 無(ゼロ)への願望……たかを
●極楽か地獄か高尾に紅葉燃ゆ……まこ爺
●雪の朝取り残された顔をして…こてまり
●円覚の玻璃の紅葉を拝したり…まこ爺
●木枯らしに晒して清き魂となれ……yoshiyosh
●久しやと肩寄せ酌みし寒の酒…たかを
●マドンナといざ鎌倉や紅葉狩…まこ爺
●灯を過る素早い人影寒の街…信人
●切りの身も改まる坪の庭……yoshiyoshi
●願はくは燃えて尽きたし紅葉かな……まこ爺
●パレットに筆跡残し逝きし人……こてまり
●里遠し哀しきものぞ雪蛍……yoshiyoshi
●人の世はこんなものさと年昏るる……たかを
●夕紅葉高尾の山の浄土かな……まこ爺
●寒釣の塑像に紛う静けさよ……yoshiyoshi
▼2007年11月
●紅葉かつ散るひとひらは苔の上……まこ爺
●顔見世の二枚目の眼はほんのりと……yoshiyoshi
●ゴンドラで箱根の山や紅葉狩り……まこ爺
●この路地に昔は在りし慈善鍋……yoshiyoshi
●芦ノ湖や山の上にて紅葉酒……まこ爺
●山茶花やよどみに浮かれ踊りおり……まこ爺
●風の里迎えしものは干し菜にて……yoshiyoshi
●星止めてまだ決せざる冬の海……yoshiyoshi
●こてまりさん冬のお宿を見つけたよ……まこ爺
●ネギを押し肉寄せている憎き吾子……yoshiyoshi
●想い出が流れ流れて秋果てて・・・こてまり
●神宮の温きお神酒や紅葉酒  まこ爺
●母恋し熱と咳あり玉子酒……yoshiyoshi
●夕紅葉門限越へてうろたへぬ……まこ爺
●なすべきをまた遺したり夕時雨……yoshiyoshi
●野に出でて白菊の香の確かなり  まこ爺
●渋柿は食はぬ 天から子規の声……まこ爺
●きこしめし冬の金魚を追い立てる……yoshiyoshi
●思い出を風に任せて裸木に・・・こてまり
●音の符のいろはにほへと冬立ちぬ・・・たかを
●憂き夕は干大根と油揚げ…yoshiyoshi
●束の間の新幹線もワンカップ……まこ爺
●トンネルを抜けて一息 茸汁……まこ爺
○ 縄張りを 独り締めする 川鵜かな……ひさご
●八海山ゴンドラ出れば冬隣り……まこ爺
●ひらひらと素直になびくやさしさよ……こてまり
●こしひかり地酒求めて秋の旅……まこ爺
●ひらひらと素直になびくやさしさよ……こてまり
●秋雲の破れる辺り亡父(ちち)の声……信人
●吾れ以外皆幸せに見ゆる秋……yoshiyoshi


▼2007年10月
●傷つきて台風一過に生くるもの……まこ爺
●風にゆれあやうき着花秋の蝶……まこ爺
●凛々と大非の寺に吾亦紅……麻子爺
●散るまぎわ輝きてなほ輝きて・・・こてまり
●焼け穴に柚子を供へて昼の酒……まこ爺
〇立ち並ぶ 刈田のあとの わら童……トンボ
○ギャル連れておくのふぉと道俳写行……まこ爺
○連れ立ちて余裕の笑顔秋うらら……まこ爺
○尊晴翁秋の上野に激写かな……まこ爺
●昼の酒桜紅葉を肴とす……まこ爺
●友情も老いて疎遠の秋は暮れ……yoshiyoshi
●雨脚に桜紅葉の散りにけり……まこ爺
●駆け込みて残り竜胆撮り尽くす……まこ爺
●行く秋に言づてるもの何も無し……yoshiyoshi
●鉄塔の電圧をくぐる急ぎ足……信人
●十割とことしの文字の今年蕎麦……yoshiyoshi
●捨ねこの仔猫ねこの子秋うらら……まこ爺
●清流の流れの如き人世かな……こてまり
●陸前の秋の恵みや供物とす……まこ爺
●あの世にも咲いているでしょ彼岸はな……こてまり
●里山の野菊の白に目覚めたり……まこ爺
●稲屑火の揺れるぞ哀し旅半ば……yoshiyoshi
●リハビリの肩に痛みや秋薊……まこ爺
●石塀に眼病みちちろの鳴き止まず……yoshiyoshi
●小田急の音定かなり初紅葉……まこ爺
●ゆうらりと秋風あしらうモニュメント……信人
●はまなすの実はひなが見る光る海……yoshiyoshi
●朝の陽に 燃える木の葉に 雲迫る……啓三郎
●鄙の村秋社の供物大笊に……yoshiyoshi
●石垣に積もる思いの八尾かな…こてまり
●古里の福田赤城だ蒟蒻掘る……まこ爺
●見詰めれば微笑みのあり萩の花……まこ爺
●濁り酒今日の幸い喉仏……yoshiyoshi
●秋の海巨人は櫂を忘れけり……yoshiyoshi
●三ッ池にコリア娘や秋麗  まこ爺
●いちじくのぴりっと裂けて夜更ける……信人
●多事多感たゆとう朝やムク還る・・・たかを
●曼殊沙華弥生の御霊賑わひて……まこ爺
●おーいおーい家族も共か去ぬ燕……yoshiyoshi
●ゆく夏や梅干しだけの晩の酌……たかを
●櫨紅葉源氏の池に散りにけり……まこ爺
●やーいぼうず尻叩きつつ鯔跳ねる……yoshiyoshi
●花薄しばしうき世を揺るるかな  まこ爺
●口一つ耳三つ囁く秋の風   信人
●秋時雨佇ちたる鴉鳴きもせず・・・・たかを
●彼岸花 燃えて尽きゆく我が身かな・・・・たかを
●秋の雨貧富の屋根を親しうす……yoshiyoshi

▼2007年9月
●江ノ電やいざ鎌倉へ曼殊沙華  まこ爺
●人絶えて門灯に寄る秋の声……yoshiyoshi
●木の実独楽優しく深く回りけり……yoshiyoshi
●迷い来し蟋蟀われの傍で鳴け……たかを
●熱帯の去り曼殊沙華曼殊沙華  まこ爺
●秋めくや昨日の悔いが錆びてゆく……yoshiyoshi
●夜学士の 破帽の記章 坂の路……yoshiyoshi
●スコッチの水割り薄め虫時雨……たかを
●地底より御霊の声や彼岸花……まこ爺
●願はくは彼岸花咲く里の墓……まこ爺
●萩敷きて憎みし父の懐かしき……yoshiyoshi
●♪虫時雨バーボンにしようボブ・ディラン♪……yoshiyoshi
●羽衣をなびかせ天女秋を舞う……たかを
●湖に 花びら散らし 山桜……啓三郎
●秋蝶の 行き来は二間と 拡がらず……yoshiyoshi
●ヨドバシに一脚忘る秋暑し……まこ爺
●街は模造 玩具の箱は 秋曇り……yoshiyoshi
●給水の係りのをりて祭りかな……まこ爺
●秋の雲何もいらない歳となり……信人
●サーエイサー三線と太鼓に舞ひて祭りかな…まこ爺
●切株に南瓜供へて去りし人……まこ爺
●星ひとつ残して秋の夜明けかな……たかを
●葉隠れに葛の白花咲き尽くす……まこ爺
●秋雨のそぼ降る午や麺すする……たかを
●青薄六四を無視して俳写かな……まこ爺
○ホームレス 家流されぬ野分かな……まこ爺
○多摩増水電車乱れぬ野分かな……まこ爺
●鶏頭の数千本もありぬべし……まこ爺
●秋の夜顔も写楽になっている……信人
●潮騒や稲村ガ崎に夏の月……まこ爺
●長谷観音赤き蜻蛉に揺るぎなし…まこ爺
●犇めいて秋を争う雲牧場…信人
○炎昼や石に染み入る水の声…まこ爺
○寄り添ひて言の葉いらぬ端居かな…まこ爺
○秋ともし言の葉いらぬ二人かな…まこ爺
○酔い痴れて言の葉いらぬ夏の夜…まこ爺
○虫の声言の葉いらぬ寝醒めかな…まこ爺
●円覚寺山頂茶屋に柚子ジュース…まこ爺
●夢の中二人並んで観る花火・・・こてまり
●スケッチに言の葉いらぬ夏の川・・・こてまり


▼2007年8月
●望郷に言の葉いらぬ蛍の夜・・・たかを
●想い入る石に水打つ炎暑かな・・・たかを
●長谷寺に独り昼餉や冷し酒…まこ爺
●夏の夜銀座四丁目の喫茶店…まこ爺
●昼顔に元気印をいただきぬ…まこ爺
●主の居なき店の暖簾が風にゆれ・・・こてまり
●温暖化越前水母の時めきて……まこ爺
●事問へばオオハンゴウソウガイド嬢……まこ爺
●炎天に威丈高なる夾竹桃……信人
●精霊の流れ流れて水母かな……まこ爺
●炎帝や海の女神の弱りをり……まこ爺
●今生に鰯の舞を仰ぎたり……まこ爺
●苦瓜の苦味確かや昼の酒……まこ爺
●葛猛る古里の駅無人駅……まこ爺
○ノッシーの背(せな)に跨り昼寝かな……まこ爺
●ジリジリジリ 蝉も墜ちてる暑さかな……たかを
●緑陰に芭蕉天神拝したり……まこ爺
●目覚めれば顔に畳目夏座敷……まこ爺
●じりじりと最期を絞る残り蝉……信人
●かなかなや声を限りのプロポーズ…まこ爺
●夏蛙ゆるる浮き葉にお待ちかね…まこ爺
●夏おでん肴に多摩の俳写かな…まこ爺
●猫眠る深き木陰や蝉時雨・・・たかを
●原爆忌怪しき茸の誘ひかな…まこ爺
●マティーニを弾き飛ばして原爆忌・・・たかを
●烏瓜(からすうり)花のフリルに震えかな…まこ爺
●線香の花火やぽたりぽたり哉・・・こてまり
●初蝉や猫腹を風吹き抜けて・・・たかを
●瞳燃へ娘案山子の立ち尽くす……まこ爺
●大玉の火屑に浮かぶ亡友(とも)の顔……信人

▼2007年7月
●鬼百合に黒き忍者や見へ隠れ……まこ爺
●還暦なぞ洟垂れ小僧よ古希の夏・・・たかを
●桁外れテンポ合わぬ児夏祭り……まこ爺
●恐ろしい歳になっちまった古稀の夏……信人
●浮き話 途絶えてひさし 老いの夏・・・たかを
●まんまるく生きたいものよ蛙鳴く・・・たかを
●老いの身に日暮れは長し冷の酒・・・たかを
●梅雨の蝶傷みし羽根に震へかな…まこ爺
●店頭に法月とある夏の色……信人
●美しき形のゆるる梅雨の道…まこ爺
●降る降らぬ 梅雨のうとさや…waka
●うなだれてじっとこらへて待つ身かな…まこ爺
●台風圏残りカンナの朱の確か…まこ爺
●佇むと紫陽花の花其処に居て…こてまり
●一貫匁の石もたげ得ぬ梅雨の腰…たかを
●長丁場を初心な顔から百日紅……信人
●一貫匁の石もたげ得ぬ梅雨の腰……たかを
●ひとひらの蓮のはなびら踊りをり  まこ爺
●前線を突き刺しているドラセーナ……信人
●紫は恋の深みと式部いい・・・たかを
●朝開き昼におわかれハスの花……啓三郎
●幾度かは結び直した赤い糸……waka
●朝風に蓮華の花の目覚めかな……まこ爺
●人として終えれば白き夏の雲・・・たかを
●紫陽花の落ちこぼれ咲く塀の外・・・たかを
●眠れねの腰いでのおめ生きてるべ……信人
●未熟なる胡瓜の青さ目に沁みて……たかを
●とりあえず生きておるわい花は赤……信人
●蔓枯れやすがる赤き実五つ六つ・・・たかを


▼2007年6月
●黄泉の里 お花畑で 花摘まん・・・たかを
●でで虫や天界通信来とらんか…信人
●梅雨空にこうべを垂れし孔雀かな…waka
●紫陽花の涙さめざめ小雨かな…こてまり
●梅雨暮れやシャッターを切るWakaが居て…waka
●偲び偲びて尽きることなき梅雨の卓・・・・たかを
●入道がぬぬと見得切る夏舞台……waka
●旗波の出征兵士に妻涙・・・たかを
●何ゆえに在りしこの身か梅雨雫……waka
●一太さん 俳写を愛し 星となる…少年ジェット
●わが道に よき風来たれ 福来たれ…少年ジェット
●日暮らしの身には清しと十薬に……waka
●薄闇や十薬のの白消えやらず……waka
●カワセミの背(せな)の翡翠(ひすい)の誘いかな…まこ爺
●躑躅らは押し合いへし合い彩競う……少年ジェット
●薔薇の中蘂に寝そべるもののをり……まこ爺
●喇叭吹く力を矯めるアガパンサス……信人
●豆猫の ブルーな瞳は ゴールドに……少年ジェット

▼2007年5月
●入道がぬぬと顔出し夏来る・・・たかを
●入道が六方踏みて夏来る・・・たかを
●デジタルで青春時代に舞い戻る……少年ジェット
○薄闇や十薬の白消えやらず・・・たかを
●青小花 新緑の中 埋れ咲く……少年ジェット
●花散るや底無き闇へとめどなく……蝸歩(たかを)
●春登山白髪頭がたくましい……少年ジェット
●雑巾を固く絞りて春日和……たかお
●裏庭にひっそり咲くバラだれめでる……少年ジェット
●窓開き 森羅万象 覗き見る……少年ジェット
●新緑も 濃くなりてきて花の頃……こてまり
●リラ冷えの街に思い出交差点……こてまり
●灯点して長き藤房拝しけり……まこ爺
●キャッキャッキャッ!
 おっとっとっと夏のギャル…まこ爺
○風凪て赤城の山や春うらら…まこ爺
○梅雨寒し青春遠くなりしかな…まこ爺
●熊蜂も甘き香りに誘はれて…まこ爺
●桃色のヌルデ若葉の息吹かな…まこ爺
●竹の子の育ち盛りや竹の寺…まこ爺
●深大寺なんじゃもんじゃの花盛り…まこ爺
●富士を背に 朝日に映える フジザクラ…啓三郎
●狭庭にも5月の鯉を放ちたり…まこ爺
●芝桜たぬき囃子に誘はれて…まこ爺
●八百余年ここに根づきて躑躅咲く…まこ爺
●二中A組 40年の 時を越え…少年ジェット

▼2007年4月
●雑巾を固く絞りて春日和・・・たかを
●春の日は また暮れゆきて つつがなし…たかを
●白牡丹固く花弁を閉じにけり…まこ爺
●風の来て白き牡丹と戯るる……まこ爺
●春惜しむ上野はおいらも心の駅だ……まこ爺
●新先生 誕生なるか おたのしみ……少年ジェット
●野辺の春レンブラントで暮れにけり……たかを
●鎮魂の心経唱へ春惜しむ……たかを
●行く春や煙雨の中に親爺の忌……まこ爺
●人生のおまけの果てや一輪草……一太
●口細の清き瞳にみつめらる……まこ爺
●四畳半こたつの中の足と足……たかを
●風の音に消え入り果てし長夜かな……たかを
●闇の間に蛍放ちてふた枕……たかを
●春暁や添ひし女の寝息かな……たかを
●花散りて一期一会の海の蒼……一太
●花吹雪鷺は昼餉の支度かな……まこ爺
●花の塵川に野蒜を清めたり……まこ爺
●同窓会北京ダックの花の宴……まこ爺
●春愁や禅師の尻の水浸し……一太
●ほろほろと花降りこめる洞の中……一太
●まめ猫の ブルーな瞳に ギブアップ…少年ジェット
●日輪の富士に隠れぬ夕桜……まこ爺
●天高く 野生の桜 生き抜いて……少年ジェット
●権現堂桜堤に咽び泣き……まこ爺
●萱草(カンゾウ)の若芽も踊る花の宴……まこ爺
●快晴の 空からふりし 甲斐桜……啓三郎
●満開の 桃と菜の花 競い咲き……啓三郎
●あら一句天皇様の目を借りて…363尊晴/一太
●千年を生きて優しき花曇り・・・一太
●靖国の花の音頭でワンカップ…まこ爺
●ハーモニカ「ここはお国の・・」桜かな…まこ爺
●春爛漫鮎の塩焼き香りをり…まこ爺
●花の世や花の上野に花の宴…まこ爺
●サムライが G逆転の 口火切り…啓三郎
●花冷えか いや冷春か このさむさ…少年ジェット
●尼御前に躙り寄りたる禅師かな・・・一太
●神様に五円で願う赤い紐・・・一太
●墨堤の今朝に満ちたり朝桜…まこ爺
●舞うさくら みやこの水に 影映す…まこ爺
●野良たまはあっというまに母になる…少年ジェット
●舞うさくら みやこの水に 影映す…啓三郎

▼2007年3月
●●揚げ雲雀赤城の山は霞みをり  まこ爺
●江ノ電や島影ゆれて春夕焼け  まこ爺
●春潮や禅問答の案もなく・・・一太
●片栗の花咲く里にアンビシャス……まこ爺
●欄干に もたれかかるや さくら花……啓三郎
●うつむきて片栗の花泣きじゃくる……まこ爺
●祖師堂に しだれ桜の 衣かな……啓三郎
●春愁や風鳴き空は涙して……たかを
●一天の痕跡虚し春憂きて……たかを
●音もなく峰越す雲の瀑布かな……一太
●暖冬の雪を踏みしめ春を待つ……少年ジェット
●おれおまえそれがうれしい同窓会……少年ジェット
●ふて寝するオヤジやーねとギャル通り……・一太
●車窓より春の落暉やほろ酔ひぬ……まこ爺
●お彼岸や行きと帰りでツーカップ……まこ爺
●さざ波を重さばかりの我が身かな……一太
●花桃が さくらまだかと 咲き揃う……啓三郎
●日溜まりに浜大根のはや咲いて・・・一太
●お彼岸や毎度毎度のワンカップ……まこ爺
●山路来て踊子草の乱舞かな……まこ爺
●うっとりとオバンギャルドの股間かな…一太
●ペンペンペンぺんぺん草の鳴り止まず……まこ爺
◎旬なれば夕餉一品秋刀魚とす……たかお
●岸壁にへばりてゆかし菫草……まこ爺
●春の陽をこぼれ落とせし黄花かな・・・たかを
●背伸びしてあくびを一つ春うらら……たかを
●春の陽を満身に浴び富士望む……たかを
●コハコベの首すくめたる春の雪……一太
●山の辺に野仏起こす雪解かな……一太
●雨に雹(ひょう) 後日本晴れ 桃の花  まこ爺
●雪しぐれ往きて艶ます蕗のたう……一太
●更年期早期回復祈りたり……まこ爺
●老人と自覚せぬまま呆けたり……一太
●水温む何を思案の二人かな……まこ爺
○ニーメンハーオ チャイナ娘や桜貝……まこ爺
●昔日に生きる翁や花蕾む……たかを
●焼芋屋 遠き昔を懐かしむ……まこ爺
●啓蟄や尊晴翁の井戸出なる……まこ爺
●吊されて身もこわばりて縮まりて……一太
●薹(たう)立ちて水菜花さく畑かな……まこ爺
●啓蟄や体慣らしの梅見かな……一太
●石楠花や春飛び越えて開きたり……まこ爺
●眼覚むれば はや春かいな 朝の雲……たかを
●常ならむ雲追いかけて彼岸かな……一太
●エルニーニョ桜急かせて満ちにけり……まこ爺

▼2007年2月
●ささやかな 雪で作りし ミニかまくら……写楽
●如月の蒲田の駅に一人酒……まこ爺
●冬ぬくし益子狸の浄土かな……まこ爺
●ぽつねんと……一太
●梅の道鶯浄土は間近なる……まこ爺
●枯れ芒・・・一太
●名残雪にハルと書いてみる黄文字……一太
●紅梅の万歳三唱み空かな……まこ爺
●積み積みて石高かりし居士の家・・・一太
●白魚や回転寿司に眩(くら)みをり……まこ爺
●光る雲ずんずんと来て春埋める 信人
●雪嶺のどんと立山ワンカップ……まこ爺
●雪嶺の立山どんと日本海……まこ爺
●沈丁の花弾けたりマラソン日……まこ爺
●春までは道掘りおこす閑居かな ……一太
●北の海 地よりそびえる 白き峰……啓三郎
●茅葺きの 屋根に積もりし 今朝の雪……啓三郎
●いにしへの妻の面影薄紅梅……まこ爺
●野良猫の水仙の香をちょっと嗅ぎ……一太
●暖冬か梅の香浅し衰へか…まこ爺
●つちふるや露地の向こうの瀬戸の島……一太

▼2007年1月
●ふるさとは小魚うまし海うらら・・・一太
●すなめりの並んで泳ぐ島航路・・・一太
●冬の川にきて捨てるものもなし・・・一太
●金色の観音拝す枯木山  まこ爺
●昏き眼のまさぐり歩りく冬野かな・・・一太
●冬ざれの野辺に鬼火の二つ三つ・・・一太
●寒鴉津軽深浦に友一人・・・一太
●埋み火の熾きて囲炉裏のよみがえり・・・一太
●寒紅梅冷たき空に賑はへり…まこ爺
●冷え侘びて野に沈みゆく三日の月…一太
●一筋の流れ冷たし芹生(お)ひよ…まこ爺
●温酒にはや酔いにけり朔の月…一太
●福達磨やがて焼かるる定めかな…まこ爺
●おやべてふ店もありけり鞆の露地…一太
●露の世の露と消えにし跡も無く…一太
●今朝の雪訪る人の一人なく…一太
●福達磨焔の中に微笑みぬ…まこ爺
●憂きことを忘れて猫の日向ぼこ…一太
●肩ばかり怒らせて虚無僧の果つるかな…一太
●どんど焼耐へて達磨の踏ん張りぬ…まこ爺
●ひだまりに猫足だして暖めり…一太
●溶けたくて寒の夕日に歩み入る  信人
●雪の中鷺(さぎ)は朝餉の支度かな…まこ爺
●オンコロコロセンダリマトウギ友の無事…一太
●冬の鳥富士を拝して札幌へ…まこ爺
●鉄条の星きりきりと凍しかな…一太
●冬ざれの畑に鬼火残りけり…一太
●モーツアルトのレクイエム聴く…たかを
(一太さんの「俳写」に付けて)
〇雪原に 足跡残し ひとり旅…啓三郎
●舞い上がれ落ち葉に遊ぶ少女かな…藤田則昭
●残雪や空中作業山望む・・・藤田則昭
●若様の瞳の癒えぬ冬夕焼け  まこ爺
●あわあわと神の旋律の如きもの・・・一太
○冬浪に打たれてwaka樹ゆるぎなし…まこ爺
●献香(けんこう)の煙を浴し初詣…まこ爺
●裸木の雲を慕ひて叫びをり…まこ爺
●荒波に打たれて老樹揺るぎなく…一太
●凍てついた道に己の命踏む…こてまり
●裸木の晴れの舞台や球の中……まこ爺
●片しぐれ籾焼くけむり初若菜…一太
●寒々と三途の川の渡し口・・・一太
●観音にwakaの回復祈りたり……まこ爺
●初詣祈願は一つ祈りたり……まこ爺
●お節などたべたくもニャー…こてまり
●初春や稚児ケ渕にてワンカップ……まこ爺
●猫年ときめてめでたき今年かな……一太
●初春に いのしし登る 富士の山……啓三郎
●蘇り侍となる明けまして……まこ爺