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▼2006年12月
●韃靼の赤味でつなぐ去年今年……尊晴296
●天空の 一点目指す 竜頭かな……尊晴295
●新風は 異端の凧と 馴染むもの……尊晴294
●恥多き 半生沈む 柚子湯かな……尊晴293
●あらひさし またぞろツリー 取り出して…尊晴292
●オメデトウ オメデトウ ト プリンター…尊晴291
●八隣亡 無神論者の 祈りかな……尊晴290
●老髪を みぞれ河原に 晒されて……尊晴289
●蟄居(ちっきょ)の後、打ち首……尊晴288
●枯渇して蟄居(ちっきょ)……尊晴287
●瑞雲に 乗って見上げる 今日の空……尊晴286
●青年ノ 見ツメル先ハ 時雨哉……尊晴285
●青年ノ 見ツメル先ノ 時雨レカナ……尊晴284
●握手して 「良いお年を」と 御徒町……尊晴283
●窓口ニ 言ノ葉無用 シニア割リ……尊晴282
●初雪や 吹雪きまんじゅに なりにけり……尊晴281
●ゴミ箱に まだ捨て難し 己が相……尊晴280
●神主も マジに走るや 年の暮れ……尊晴279
▼2006年11月
●病葉の 表と裏を まじまじと……尊晴277
●か、かろうじて「忙中忙」の一行詩……尊晴277
●残り香や 女神ミューズの 蘇生かな……尊晴276
●時雨れなり 傘差しかけられて 俳写かな……尊晴275
●晩年は 俳写肴に 杯差さん……尊晴274
●チンドンの 囃子にかすむ 俳写かな……尊晴273
●せわしなや 今年のサンタが 立っている……尊晴271
●弔電を打って 山茶花 掃き寄せて……尊晴270
●もう独りの僕が岡山に居る……尊晴269
●朝ぼらけ 独り冷たき 柿喰らふ……尊晴268
●青柿や やはり定めの 色となり……尊晴267
●虚を実に 実を虚にせよ ホトトギス……尊晴266
●虚が実で 実が虚なれば 私!誰?……尊晴265
△そんな事知るか!と、大向こう。
●立冬か? 不粋に暮れる 車中かな……尊晴264
●秋暮れて ライオンビールと なりにけり……尊晴263
●秋風や 汚き川面 撫で上げて……尊晴262
●ダリ髭を 剃ってしまえば ダリでしょう……尊晴261
●秋一陽 悟り未だと 悟りけり……尊晴260
●若僧(にゃくそう)の足の運びのPOPさよ……尊晴259
●秋晴れの 長谷のあたりで 相打ちに……尊晴258
▼2006年10月
●銭洗い モミジの上に そっと置き……尊晴257
●蔦柄の しおり求めし 長谷路かな……尊晴256
●この月を 泣いて振り切る 男振り…貫一255
●燃え尽きて イカルスだだの モミジ……尊晴254
●悲しみも 空の余白の 埋め草に……尊晴253
●借命と 思はば愛し 今日の雲……尊晴252 雲-01
●柿の実や 無神論者の 眼の窪み……尊晴251
●鉄鉢に 忙中閑と 音一ッ……尊晴250
●あちらの世界に、バタンQ2…………尊晴249
●あちらの世界に、バタンQ…………尊晴248
●大祭や 氏子産土(うぶすな) 掃き浄む…尊晴247
●コスモスに句も付けられず ごめんなさい…尊晴245
●チルチルや やはり逃げたか 青い鳥……尊晴244
●クイナ待つ 土手の一群 モアイ像……尊晴242
●月光とハサミと俺とキャンバスと……尊晴242
●前衛も 少し深酒 秋の風……尊晴241
●前衛も ふと弱気差す 秋の風……尊晴240
●内堀も 埋められて後 秋の陣……尊晴239
●かろうじて 小指落とさず 三色丼……尊晴238
▼2006年9月
●笑ってもなぜか淋しき蕎麦の花……尊晴237/旧作
●やれ年貢 こうべ垂れたる 稲穂かな……尊晴236
●ジモジイは 何かと民具に 触れたがり……尊晴235
●問はば へのへのもへと 教えらる……尊晴234
●秋彼岸 参らず馬頭碑 撮り歩き ……尊晴233
●ゆったりと 蓮うごかして 緋鯉消ゆ……尊晴232
●愉快なる 夢覚めて後 笑み残る……尊晴230
●名月を撮ってくれろと泣く子かな……尊茶228
●椀に受くくっさめ知りつつすすりたり…尊晴227
●くっさめの あとは渋茶を 手の窪に……尊晴226
●てにをはになやみつWEBかきくけこ……尊晴225
●愛想も 人影も無き 茶店哉……尊晴224
●病み上がり公園静かに歩み抜け……尊晴223
●夏風邪を 揶揄した己が 床につき……尊晴222
●お通しも 出さず亭主は 語り出し……尊晴221
●六億も! 当れば困る キャパシティ……尊晴220
●瑞雲を 見初めてROTOを 買い走り……尊晴219
●蹴り損ね 勝手に閉まる 冷蔵庫……J・ケルアック
/意訳・尊晴218
▼2006年8月
●蓮光寺 サヨナラ蝉に さよならを……尊晴217
●目覚めればちがやの原と土器(かわらけ)と…尊晴216
●哀れ蚊の ごとく男 薮に入り…尊晴215
●七賢に蚊遣火まではと酒肆(しゅし)は言い…尊晴214
●薮好きやほんにお主は蚊が先祖……尊晴213
●野仏や ともに聴き入る 蝉しぐれ……尊晴212
●西日受け 唯々笑う 羅漢かな……尊晴211
●嬉しくも悲しくもなし赤帽子…尊晴209/還暦烏帽子を前に
●還暦の祝いはパッと酒に消え……尊晴208
●空蝉や ただそれだけの事 風抜けて……尊晴207
●夏砕く オールは彼のものながら………尊晴205-6
●寄り道の 先はひぐらし 鳴く林………尊晴204
●黄金虫
うれし恥ずかし現われて
いと小さき芸をなし
独りうなずき闇に消ゆ………尊晴203
●暮れ馴染むグラス夏の陽底の底………尊晴
●立ち枯れの 松のあたりや 蝉しぐれ………尊晴202/旧作
●短冊の願いも流す驟雨(しゅうう)かな………尊晴201
●ふいの客 少しぬるめの麦茶出し………尊晴
●炎天下 奥歯カラリと 欠け落ちて………尊晴200
▼2006年7月
●花火 しがなき頬に 一瞬………尊晴199
●憂ひつつ 厠のこよみ 遠花火………尊晴198
●ドーランも落とし日頃の声涼し………尊晴197
●棟梁と相合い傘や飲み直し………尊晴196
●墨刷るも はちすの露も 風まかせ………尊晴195
●ひぐらしの 暖簾は軽ろし 落し差し………尊晴194
●雲の峰 7月18日は 連句写記念日………尊晴193
●雲の峰 手っ甲かざして 後ずさり………尊晴192
●前衛 一行詩 成り立てる………尊晴191
●石像の影深くして夏木立………尊晴190
●立ち枯れの松のあたりや蝉しぐれ……尊晴(旧)
●鶴がいて亀がいてあとは松だけ蓬莱島(ほうらい島)…尊晴189
●暮れ馴染む グラス夏の日 底の底………尊晴188
●冷珈琲 琥珀の女王 初接見……尊晴 187
●金杯を 干して後 青春譜……尊晴
▼2006年6月
●ぼんやりと 外を見ている 肉の日……尊晴 186
●一雨の雲行き 芭蕉 うなずく ……尊晴 185
●白きスカート そっと 押さえる ……尊晴 184
●長雨や 言葉遊びを ない交ぜに ……尊晴 183
●銀山に果てし坑夫のカジカ哭く……尊晴 182
●紅花の里を巡りて足湯かな……尊晴 181-2
●桜桃の里を巡りて足湯かな……尊晴 181
●旅支度 末摘花に 誘われて……尊晴 180
●摘まれてうれし花一匁……尊晴 179
●粒揃ふ枇杷は到来ものながら……尊晴 178
●流されて 諦めて後 深さヘソのあたり……尊晴 177
●さて辞さん そのひぐらしの 鳴く頃に……尊晴 176
●赤褌の少年 沖へ 沖へ もう 戻らぬつもり……175
●月眺め ここが思案の 俳写哉……尊晴 174
●華摘んで ここが思案の 俳写哉……尊晴 173
●憂き事多し蓮華花火と遊ぶ……尊晴 172
●恥じらひて 今年も アジサイ……尊晴 171
●ドクダミの 白 素直……尊晴 170
●やおよろず一神おはすシクラメン……尊晴 169
▼2006年5月
●やおろずの 一神おはす 雨雫……168 尊晴
●オアシスと 見ゆれどそ れは蜃気楼……167 尊晴
●肩並べ 見上げん 白きサインボード……166 尊晴
●彫り物も 妙に眩しき 夏神輿……165 尊晴
●路地裏の三社囃子や切れ切れに……164 尊晴
●大提灯三日ばかりは畳まれて……163 尊晴
●千鳥足で つぶやく Heaven……162 尊晴
●一つ捨て 二つ捨て ジャンクメール……161 尊晴
●白髪も抜けて首振る春画哉……160尊晴
●今日の 風向き……158 尊晴
●掲示板 花にアラシの 例えあり……尊晴
●春落暉 追はば行方は 西のかた……157 尊晴
●今日もこの道帰へります……156 尊晴
ああそふですか、そふですか
○なぜかもう…夏……155 尊晴
一太Gの海に誘われて、拉致される
○なぜか 春愁……154 尊晴
●五月雨グラスビールの 泡 静か……153 尊晴
●菖蒲湯やよもぎわずかに供として……152 尊晴
●藤を見て人垣を見て 喫茶とす……151 尊晴
▼2006年4月
●ご縁玉かざしつ新緑ノゾキけり……150
●タケノコや 今年もやはり 薬箱……149
●阿の中に 狛犬新緑 納めけり……148
●写らぬテレビ ジッと見入る……147/100
●道問はば鎌の刃先に若葉杜……146/100
●遠く 春雷……145/100
●よう、葉桜君……144/100
●まろびつつ裏へまわれば紅椿……143/100
●地獄門のうらへまわりこける……142/100
(よせばいいのに放哉の真似をして)
●空蝉の枯木抱ける俳写かな…(南無-05)
●濡れねずみ花に嵐の例えあり……(南無-04)
●出世橋渡るその先ホトケノザ……(南無-03)
●戒名を忘れて眺むうなじ哉……(南無-02)
●ユスラウメ眉毛おとして通販生活……(南無-01)
●散りかかる花は今宵の別れぎは……141/100
▼2006年3月
●南 無。……140/100
●散らぬ間にその不自由を押して出て……139/100
●戒名も忘れてこぼる雪やなぎ……138/100
●花筏 乗ってなびかん 妹が門……137/100虚無僧/辞
●あらうれしもらいし酒は「島流し」……136/100
●なかなかの武者振りである春あらし……135/100
●俳句/写真/不自由/春落暉/自由……134/100
●虚無僧今日のしのぎもろふて歩く……133/100
●泡沫の消えずといへど夕べまで……132/100
●泡沫を写して呆ける俳写かな……131/100
●磨かれて 細る地蔵や 花まつり………130/100
●みあげれば 飛蚊 飛ぶ 飛ぶ 春の空………129/100
●虚無僧の笠もかたぶく桜哉………128/100
●紅梅も白梅も待つ坂の上………127/100
●虚無僧の笠もかたぶく梅の花………126/100
●あの頃は誘いもうれしひな祭り………125/100
▼2006年2月
●ペルソナの割れて淋しき翁かな……123/100
●喰らふ物無ければ五日市の包装紙も食ふ………122/100
●たわわなる蜜柑樹の下 少女急ぐ………121/100
●喰らふ物無ければ岡山県頭島のオブジェも食ふ……120
●喰らふ物無ければ太陽と月を食ふ………119/100
●今日の空 なにも想わず… 信号は青………118/100
●No2とあり 錆々と錆行く………117/100
●スリガラスなにやらゆかし雪の舞い……116/100
●心なし春の気配やカウンター………115/100
●鬼の目に 涙あり 豆まかず……114/100
▼2006年1月
●甲冑を背に 交わさん 借命の酒……113/100
●喰われても喰われてもうれし蟻地獄……112/100
●踏まずとも尊師影無し株も無し……111/100
●盛り過ぎまだまだ遊べるザクロかな……110/100
●108ッ過ぎて思案の宗右衛門町……109/100
●人喰って 人を喰わぬと 人を喰い……108/100
●ねこじゃらし 猫も飽きて 静か……107/100
●アトラスはすでに地球を捨てにけり……106/100 薬師
●秋暮れて佇みており橋の上……105/100
●冬蝉の鳴く夜は深し底の底……104/100
●重き雪 浮きこく我を 降り込めよ……103/100
●泡沫を写して暮れる俳写かな……102/100
●雪下ろしのけぞりません千句まで……101/100
●それ程の願いは掛けぬ初詣……100/100
●目覚めれば 夢の空籤 プッシュピン……99/100

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▼2006年12月
●師走でもそろりそろりと歩くかな…こてまり
●大晦傲然として薔薇滅ぶ…信人
●猩猩の赤き よろめきてさようなら……まこ爺
●山繭の一俵貯めて冬ごもり…一太
●数え日の朝の喫茶の句作かな……まこ爺
●枯れしいて一葉に残すうらみどり・・・一太
●冬空へ分かれて分かれていく欅……信人
●天窓に小春日温し醤油倉……一太
●不忍池に落暉やゆりかもめ……まこ爺
●多摩の丘聖樹を仰ぎ俳写かな……まこ爺
●牡蠣筏ノロウイルスに無念かな……まこ爺
●枯れてなほ雄叫び上げて葛のつる……まこ爺
●汚れなき今生とせむ柚子湯かな……まこ爺
●この柚子や誰ぞに似たり思案の湯・・・一太
●萎びたる柚子一つ浮く冬至かな・・・一太
●柚子ひとつ惜しみて長湯しすぎたり・・・一太
●三分程おろした柚子の冬至かな・・・一太
●がさごそと落葉の森を独り占め まこ爺
●アーメンと祈ることもなきクリスマス・・・たかを
●鼻繰を解かれて牛の浄土かな・・・一太
●酔いに酔うて酔いの身ままよと師走の灯・・・たかを
●鼻繰を解かれて牛の浄土かな・・・一太
●児等の来て銀杏落葉の筵(むしろ)かな……まこ爺
●目を閉じて鮭炊かれおり粕の鍋・・・一太
●猫年ときめきてめでたき我が家かな……一太
●雪の精地底の街に眠りをり……まこ爺
●釣り人の背にひそひそと荻の声……一太
●秋の暮れ稲村ガ崎に富士の影……まこ爺
●のばす手のかぼそく枯れて修羅の冬…一太
●雪催昨日のことは無しにして…一太
○空風に母の呼び声聞えたり……まこ爺
○蟻も来て紅葉酔して踊る影……まこ爺
●ほろ酔ひて光の中や冬の夜……まこ爺
●秋の陽に かざされ出でし 虫の影……啓三郎
●晩秋の 残るもみじ葉 輝けり……啓三郎
●世の中に恨みつらみや空っ風……一太
●降りそそぐ もみじに映える 平林寺……啓三郎
●鯉の来て桜紅葉と語りかな まこ爺
●ジイ〜ト手ヲミレバ甲ニイクツカ老人斑アリテ…一太
●秋日向縁でいただく吉野葛……一太
●初冬の月満ち街はひそやかに……waka
○干蛸のはらはら舞ひて冬の浜……まこ爺
●筑波嶺に大仏石や秋の雲……まこ爺
●干し蛸のせめて飛びたや空高く……一太
●枯一葉ふと目が合いし今朝の雪……こてまり
●赤き実の熟れて裸木踊るかな……まこ爺
●木枯らしや海に吹き出す二三葉……一太
●雁渡ひらひら迷う心哉・・・一太
●寒かろう冷たかろうて薔薇の頬……こてまり
●回転寿司八皿食べて秋の末……まこ爺
▼2006年11月
●観音に俳写の隆盛秋麗(うらら)……まこ爺
●紅葉梅雨傘にみやげの一葉かな・・・一太
●居住まいの厳しくありて紅葉寺・・・一太
●美しく思うものは朽ちかきさくら……信人
●筑波嶺(ね)の秋の山麓露天風呂……まこ爺
●のらタマは家持になりほつとする……少年ジェット
●筑波山竹馬の友とハイクかな まこ爺
●紅葉は老カメラマンを魅了する……少年ジェット
○落款を押して一句の夜冷えかな……たかお
●一茶忌や根雨宿に蕎麦旨きころ……一太
●無(ゼロ)からの蘇生 無(ゼロ)への願望…たかを
●眠れぬ夜のためにを読みても眠れぬ夜……たかを
●流されて流れ着きたる朽ち葉かな……たかを
●句碑ありて雨に古刹の紅葉かな……一太
●年越えのボンジョレ呷(あほ)り筑波かな……まこ爺
●お接待やうるうる歩く花の下……一太
●小春日や青虫いそぐ石の上……一太
●ヌーボより焼酎美味し秋惜しむ……まこ爺
●秋深し逝きし仲間の偲ばるる……まこ爺
●いつ掃こうケヤキの落ち葉いとおしく…少年ジェット
●殺したき奴一人とてなきも寂しけり……一太
●暮の街光も時も流れ行く……こてまり
●君の霊冬の電線光らしむ……まこ爺
●囲炉裏より煙の香り秋深し……まこ爺
●のらタマはえさをもらってほっとする…少年ジェット
●親し人の訃報聞く齢となり冬の月……一太
●裸木は寂しくて可笑しくてつい目をそらし…こてまり
●早すぎる友の旅立ち文句言い……少年ジェット
●なにも告げず自死したあいつの冬・・・一太
●シャボン球すすきが原を舞ひにけり……まこ爺
●リルケなど思い出せぬ割れしガラス・・・一太
●色々と 変わる心の七変化・・・こてまり
●板の間の光の中に秋思かな……まこ爺
●百草丸もあり陀羅尼助丸もありて初時雨……一太
●フェンスよりそっと顔出し秋の薔薇……まこ爺
●白粉に 紅引く富士の 色香かな・・・たかを
●色即是空空即是色日が暮れて・・・一太
●秋うららロケット肴にワンボトル……まこ爺
●枯れし野や われ凡々と長らへて・・・たかを
●潜りゆく闇の深みや冬の海・・・たかを
●振り向けば秋遠ざかる冬の入り……たかお
●北円堂の布陣よろしと秋の蝶・・・一太
●黙々と行き交う群れや街冷える……たかお
●諦観も悟りさと酌む濁り酒……たかお
●テロリスト藪(やぶ)に仕掛けし烏瓜……まこ爺
●角突きも一応にして奈良の鹿……一太
●晩秋と初冬を区切るハレーション……信人
●吹き荒れし秋一日や富士暮れて……たかお
●秋深し奈良には怖きおびんずる……一太
●秋の浜石のパンダのころがりて……まこ爺
●秋の犬浜の真砂(まさご)を堀進む……まこ爺
●断崖に磯菊咲きて鳶の舞……まこ爺
▼2006年10月
●糞踏むも運命(さだめ)か 宮の落ち葉道…たかを
●江ノ島に磯菊の香や浪の音 まこ爺
●犬の糞品格下劣な奴が踏み・・・一太
●猫の糞品性下劣な人は踏まず・・・一太
●ハム勝ちてドーム響動めく秋の夜……まこ爺
○手稲山ハムの雄叫び天高し……まこ爺
○ハム勝ちて弾む小手毬泪かな……まこ爺
○ハム勝ちて弾む3Bフラダンス……まこ爺
○ハム勝ちて雪虫踊る札幌よ……まこ爺
○ハム勝ちて狸小路の目覚めたる……まこ爺
○新庄の泪に濡るる蝦夷地かな……まこ爺
○戦(いくさ)終へ北の大地は冬支度……まこ爺
○この月を 泣いて振り切る 男振り……貫一
▲麦酒をあびて玉も縮むか……宮
●寂しさに糸揺さぶれば蜘蛛のきて……一太
●手稲山ハムの雄叫び谺(こだま)かな……まこ爺
●郵便夫の赤いバイク帰る芒の路・・・一太
●迷い来し蟋蟀われの傍で鳴け・・・たかを
●花カンナ薬師の池に燃え尽きて……まこ爺
●御輿草小さき人の声やして・・・一太
●観音の大悲の衣秋の風……まこ爺
●観音の大悲(だいひ)にすがり秋の酒……まこ爺
●秋祭り山車も集ひて昼餉かな……まこ爺
●蝙蝠のつたなき飛びや秋焼けて……たかを
●行乞の足元濡らす草の露……一太
●猩猩の赤き 朝より祭り酒……まこ爺
●雁の棹の先頭疲れバタンQ……一太
●川越に遍路娘や秋祭り……まこ爺
●猩猩(しょうじょう)の酔ひて乱るる祭り酒…まこ爺
●袖に入る色なき風に神楽舞う……たかを
●杜抜けし色なき風や神楽舞う……たかを
●どこからか人声聞こゆ竹の春……一太
●ナツハゼの実の酢いゝこと想い出の酢いゝこと…一太
●川越に小江戸(こえど)詣でや秋祭り……まこ爺
●人肌のぬる燗恋し良夜かな……たかを
●ぬる燗と注文つけし良夜かな……たかを
●コスモスに勝手に句付けごめんなさい……一太
●秋の雲池の水面に走りをり……まこ爺
●秋落暉待てよまてまて俳写かな……まこ爺
●コスモスに頷く頸の細さかな……一太
●秋のビルしばし菩薩でおはしたり……まこ爺
●朝焼けに句も付けられずごめんなさい……詠人不知
●ちょちょ切らる夢見し目覚む野分けかな……たかを
●荒事もなくおとなしき秋暮れて……たかを
●飲み干してまだ宵もくち温め酒……一太
●縄文の兵どもや古代稲……まこ爺
●月光に浮かぶ城跡サドの闇……こてまり
●松風のざわめく堂に独り座す……たかを
●古代稲風雨に耐へて立ち尽くす……麻子爺
●十六夜の月光浴びて俳写かな……まこ爺
●根性の笹 円筒を抜けにけり……まこ爺
●陸前の焼松茸で独り酒……まこ爺
●リハビリや十月桜に癒されて……麻子爺
●封切りの梅酒の出来を月に問い……たかを
●秋の陽を部屋に引き入る昼餉かな……たかを
▼2006年9月
●リハビリの首吊り効きぬ 水澄める・・・まこ爺
●枝も葉も捨てて大輪彼岸花……信人
●白萩の風に乱れてこぼれけり……まこ爺
●蕎麦畑に少々怖し曼珠沙華・・・一太
●木犀の風の小径に癒されて……まこ爺
●水引草木陰にありて賑はへり……まこ爺
●さんざめく子ら去り虫の音戻りけり……たかを
●秋の昼ハーブの園の足湯かな……まこ爺
●コスモスの侘し 怪獣吠えてをり……麻子爺
●この秋も眉描かれたる港犬・・・一太
●道問へば案山子踊りで応えたり……まこ爺
●風立ちて萩の乱舞や建長寺……まこ爺
●いにしへの浅き夢見し秋の夜 まこ爺
●緋鯉来て激しき揺れやひつじぐさ……まこ爺
●秋彼岸仏どじょうと語るかな……まこ爺
●名月や紅葉浮かして茶碗酒……たかを
●合歓木やいつか西施の乳も垂れ……一太
●白髭を落とし名月迎えけり……たかを
●城南にジャンボの舞や月の夜……まこ爺
●夕月や嬶にかせがせて茶碗酒……一太
●くっさめに飛ぶ鼻っ汁椀にうけ……一太
●黄金葉(こがねば)を風に乗せゆく欅かな……たかを
●雲無くば月素っ裸の十三夜……たかを
●蟷螂や仕置人の如く現れて……一太
●空青しいつしか合歓は豆となり……一太
●散り初めし欅の婆々ちゃ夏惜しむ……たかを
●吉兆を洩らして儚秋の空……一太
●あかまんまにカメムシ乗せる爺もいて……一太
●秋祭り終え 神輿は庫へ朝帰り……たかを
●貯金缶初心も空し屑入れに・・・たかを
●確率に揺れて祈願す宮の秋・・・たかを
●虫の音に年寄りは喧嘩はや忘れ……一太
●茶柱も胸にしまいてお茶話・・・たかを
●吉兆を洩らして儚秋の空・・・一太
●秋七草の空に瑞雲や懸かりけり ・・・一太
●雲無くば月素っ裸の十三夜・・・たかを
●秋烏孤独の身をば嘆き居て……たかを
▼2006年8月
●常連の皆夏疲れ爺一人……一太
●肩凝りをしばし解して夏の蝶……麻子爺
●水色のハンケチを買う残暑かな……たかを
●蟷螂に径塞がれて戸惑ひぬ……まこ爺
●ハリに付き夜のヤモリの踊りかな……まこ爺
●哀しきや墜ちたる蝉に猫じゃれて……たかを
●今生に月下美人を拝みけり……まこ爺
○月下美人酒の肴に食べちまをか……まこ爺
●北国の楡の大樹のゆるぎなし……麻子爺
●いつの日も晩年と思い今日も更け……こてまり
●哀れ蚊のごとく男 薮に入り…尊晴215
●現世(うつしよ)はこんなものさと冷の酒……たかを
●梟の見詰めてをりぬ夏の夜……麻子爺
●賢人に愚人一点月見酒……たかを
●若竹の愛し されど伐採す……麻子爺
●やれ打てず必死にすがる藪蚊かな……麻子爺
●大楠や蚊に馳走せえと島の婆・・・一太
●酒飲みが好きと寄りくる薮蚊かな・・・たかを
●禅寺に蝉時雨ありちさい秋……一太
●還燈会(かんとうえ)南無阿弥陀仏夏の夜……麻子爺
●ひぐらしや絵の具仕舞いの手酌かな・・・たかを
●奥入瀬(おいらせ)の白き流れや風涼し……麻子爺
●海豚(イルカ)来てディープキッスの乙女かな…麻子爺
●帯固く薄茶受けたる花の陰……美代子
●青栗のやや強(こわ)くなりて秋告げぬ……一太
●秋茜球児等は眉を細く剃り……一太
●父母の来て盆灯篭を廻しをり……麻子爺
●夏雲に赤城は見えず盆帰省……麻子爺
●空蝉や幾世の夏も知らぬ気に……たかを
●けなげにも咲いて屁糞と呼ばれけり……一太
●盆帰省両毛号のワンカップ……麻子爺
●黄昏の夏の湖畔に乙女かな……麻子爺
●メランコ爺と独り言うてみるお盆かな……一太
●やまびこでいざ陸奥へ夏の雲……麻子爺
●夜の貌写すガラスや丁字の香………美代子
●お接待やうるうる歩く花の下……一太
●結願寺(けちがんじ)や花吹き寄する杖のもと…一太
●フェンス越しじっと目詰めて百合の花………麻子爺
●みんみんはかなかなとなりつくつくほうし………信人
●被爆にもガスにもめげず 夾竹桃………麻子爺
●花魁の道中かざす十日月・・・一太
●熊蝉の葉陰に眠る炎暑かな・・・一太
●緋めだかの蓮葉隠れに浮き沈み………麻子爺
●江ノ島の潮風久し梅雨晴れ間………麻子爺
●降り止まぬ蝉の時雨や神楽堂・・・・たかを
●神おわす巨樹立つ杜や蝉時雨・・・たかを
●江ノ島に踊る女神や梅雨あがる………麻子爺
●熊蝉の小便かけて飛び去りぬ・・・一太
▼2006年7月
●洞窟の弁財天や夏の潮……麻子爺
●恨めしやかかと因果の美保の松・・・一太
●ひさかたの月も入れたや鏡板・・・・たかを
●倒るならせめて日陰と炎暑かな・・・一太
●かなかなや七里ガ浜に日暮れかな………麻子爺
○うむうんと喋り出したき桔梗かな・・・一太
●沈黙は金 鳴き止まぬわれ・・・たかを
●投げ入れし俳写の錆びて梅雨蒸せる・・・たかを
●うむうんとして喋り出したき桔梗かな………一太
●若き日を偲べど空し梅雨ざかり………たかを
●根雨宿の蕎麦に辛味の大根かな………一太
●酒好きの羅漢様をり梅雨最中………麻子爺
●梅雨の虫貴殿もペンキ塗りたてか………麻子爺
●夕顔の花より瓢箪出づるかな………麻子爺
●三爺もそそりたちたる昔あり………一太
●初蝉も耳鳴りも今日が誕生日………信人
●瑠璃の外夏の雨雲湧き揚がる………麻子爺
●かなかなの降りくる森に小紫陽花・・・一太
●神代よりスローライフの水母かな………麻子爺
●蓮の田に落ちて改名する女あり・・・一太
●山伐切や蒸したる森の黒揚羽・・・一太
●脳味噌を掻き出し洗う猛暑かな………たかを
●土用入うの字に見えるひつじ雲………一太
●通りすがり一瞬侘び寂び身に入り………信人
○幾夏や一丈の川越えられず・・・たかを
●ウオッカのどろり凍れる短夜哉………一太
●雲の峰追うて カフカの眠り………一太
●ママンが死んだ夏 砂丘の花………一太
●蓮の露に映る 宇宙いろいろ………一太
●実存の闇夜に ほうたる………一太
●ポケットに腿ぬくし 半夏生咲く………一太
●蟲一匹直視せずして老いの坂………信人
●ママンが死んだ夏 砂丘の花………一太
●雲の峰追うて カフカの眠り………一太
●前衛も古典もしらず合歓の花………一太
●梅雨明けて色々虫の 空・・・一太
●七夕や駄句をだらりと竹に掛け・・・一太
●七夕や逢瀬むつかし新暦・・・一太
●鶴がいて亀がいて沼に夏来たり・・・一太
●梅雨晴や港に古き醤油倉・・・一太
▼2006年6月
●卯の花に三日月かかる目覚めかな・・・一太
●梅雨濁を掻き回している観覧車……信人
●夏蒲団窓打つ雨や明日のこと・・・たかを
●蛍烏賊 酢味噌での酒 猫はべる・・・たかを
●梅雨暮れや雲低くして街沈む・・・たかを
●燕麦の実もよもあらず風に吹かれ・・・一太
●梅雨空にこうべを垂れし孔雀かな・・・たかを
●梅雨の間 襞寄る雲 乱れゆきて・・・たかを
○『松風や師の褌のさやとさやと』……一太
●越中を干したる家や夏近し・・・たかを
●荒れし田やペンペンと草かき鳴らす……たかを
●とんねるを抜けて 一望 青田かな…たかを
●休耕田に草生い茂り芒種かな・・・一太
●薄闇や十薬の白消えやらず……たかを
●川風の薫りて茅花流しけり……一太
▼2006年5月
●たんぽぽの末期や老いし閑居にて……たかを
●薄暗き部屋 五月雨の なほ暗く……たかを
●友逝きて雷雲おどろ沈む酒……たかを
●横着者につくしほどよく伸びてくれ・・・一太
●看板の役者の若き島に夏・・・一太
●見せばやな 白髪に隠す たんぽぽの黄…一太
●石楠花を打ち落としたき魚心……一太
●ツツドリの初音きいたる傘の月……一太
●郭公の聞くこともなきビルの街……たかを
○なぜか 返り討ち…………一太
●パン放ればじゃんけんぽんや島の野良……一太
●清見オレンジ酒の肴とならむとや……たかを
●なぜか 老憂…………一太
●大麦の芒に戯る初夏の風……一太
●赤ワイン空けて暮れゆく端午かな……たかを
▼2006年4月
●春の陽や今宵夜這いかほっかむり……たかを
●与太郎の眉につもる黄砂かな……一太
●陽は沈み また昇る日々 春憂きて……たかを
●風雲急なる国境の島……一太
●葉桜やあの狂乱も知らぬ気に・・・たかを
●狭き門くぐりて闇の椿かな・・・たかを
●門を入れば真っ赤な椿ひとつ・・一太
(よせばいいのに尊晴さんの真似をして)
●逝きし人を偲べば花のひとつ咲き・・・一太
▼2006年3月
●南無仏と震えあがりたり紫木蓮・・・一太
●化かされて花も黄金と見えにけり・・・たかを
●幼な馴染み語らう時は花のこと・・・・たかを
●花も見ず消え去るのみか残り月・・・たかを
●髪乱る春の嵐や黄砂降る・・・たかを
●呆けたりと己が身責めし春の夕・・・たかを
●無番地の前に小梅の宿並び・・・一太
●尊きは晴れ晴れ語る友が春・・・みつる
▼2006年2月
●ヘリコプター飛んでゆく…・冬一日の終わり…たかを
●光芒のぽきりと折れて散りにけり・・・一太
●恵方巻き不細工なりと江戸っ子は・・・たかを
●節分や声の弱さに福も逃げ……たかを
●節分や豆食べきれぬ歳の数……・たかを
●膝上の猫いびきかく夜寒かな・・・たかを
▼2006年1月〜
●舞茸の天麩羅のせてオラが蕎麦……一太
▼命の綱の蜘蛛の糸切れ……たかを
●水涸れに酒酌みながらの連句かな……たかを
●ひねザクロ尊師薬師の合い似たり……一太
●冬の陽は侘しさもなく昏行けり……たかを
●オリオンの光りて消ゆる雪の空……たかを
●ペルーいま真夏なればと身を案じ……一太
●もの書きに幸運めぐり直木賞……たかを
▼ひなび柘榴の「逆玉ラベル」……薬師
●老いの身にマッチの火ほど柘榴酒……たかを
▼近くて遠き老いらくの千句・・・尊晴
●友禅を晒す早瀬や春近し・・・たかを
▼身は晒しても顔は晒さじ……たかを
●ネットのみが世間となりて小正月……たかを
●花枯れの道往く寂し春よこい……たかを
●春雷や紫煙ゆるりと吐き出せリ……たかを
●泡沫を生きて今年の寒さかな……一太
●椋鳥の群から外る一羽かな……一太
●往還の鳥も見えずや猛寒波……たかを
●ふる里の雪は重しという便り……たかを
●俳写百句満願成就新酒酌む……たかを
●彩りを添えてやりたや冬景色……たかを
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