2006年5月 ひぐらし-スナッ句
●三匹の亀連なりて小休止……ひろし
●どくだみの臭い忘れし白き花……貞
●やおろずの 一神おはす 雨雫……168 尊晴
●黄えびねをくびれし花瓶に挿して待つ……貞
●オアシスと 見ゆれどそ れは蜃気楼……167 尊晴
●芸術もいろいろあれど初出会い…………写楽
●肩並べ 見上げん 白きサインボード……166 尊晴
●片目にて我をみるエビ夏料理……ひろし ●彫り物も 妙に眩しき 夏神輿……165 尊晴
●夕芒 金波銀波と 変わりけり……極楽とんぼ
ひぐらし-スナッ句 2006年5月…………
●路地裏の三社囃子や切れ切れに……164 尊晴
●大提灯三日ばかりは畳まれて……163 尊晴
●千鳥足で つぶやく Heaven……162 尊晴
●一つ捨て 二つ捨て ジャンクメール……161 尊晴
●紫のうすき色香の桐の花………貞
●花うどの白きにまぶし風薫る…………小川
●五月雨や一露となりて葉に残る……ひろし
●人生はやる気根性それと運………まさかず
●みちのくの 桜を傘に 茂吉像……極楽とんぼ
●春落暉 追はば行方は 西のかた……157 尊晴
●家裏に 君影草の スズを振る……極楽とんぼ
●片栗や うつむきて花 相寄らず……極楽とんぼ
●片栗や 風吹くままに たゆたへり……極楽とんぼ
●花片栗 風にむらさき ひろがれり……極楽とんぼ
●今日もこの道帰へります……156 尊晴
●なに愁う子等飛び跳ねる五月(さつき)なり・・貞
●手折り来て鈴蘭カッパに持たせけり……極楽とんぼ
●なぜかもう…夏……155 尊晴
●なぜか 春愁……154 尊晴
●つわぶきの斑の数だけ夏の夢……貞
●五月雨グラスビールの 泡 静か……153 尊晴
●鯉のぼり風に向かって君強く舞え……ひろし
●船上に泳ぐ姿の勇ましさ…………写楽
●菖蒲湯やよもぎわずかに供として……152 尊晴
●子供の日ムーミン屋敷でかくれんぼ…………小川
●藤を見て人垣を見て 喫茶とす……151 尊晴
●五月晴ビル地より突き出し天に向く…………ひろし
●ヘッドレスト桜堤をのぞきけり…………極楽とんぼ
●秩父路の 芝桜観に 人つどい…………のりよし
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2006年4月 ひぐらし-スナッ句
●お互いに いたわりながら 牡丹観る……のりよし
●子供等は飛び石連休ぼやいてる……写楽
●ご縁玉かざしつ新緑ノゾキけり……尊晴
●羽ひろげ何かをねだる可憐顔……まさかず
●染まらずに白やまぶきと去年の人・・貞
●仮装して 若衆達の春祭り……のりよし
●青空に飛行機雲が浮かんでる……まさかず
●空青く流れ緩やか水芭蕉 ……極楽とんぼ
●八重に咲くやまぶきの思い深きこと・・貞
●タケノコや 今年もやはり 薬箱……149 尊晴
●黄花見てわれも負けじと桃の花……小川
●眠り猫目覚めて今は狙う猫……写楽
●あずさよりかいじが似合う桃の里……小川
●阿の中に 狛犬新緑 納めけり……148 尊晴
●写らぬテレビ ジッと見入る……147/100 尊晴
●春塵やざんぎり頭が駆け上がる……ひろし
●道問はば鎌の刃先に若葉杜……146尊晴
●絡みつつさがりて揺れるあけび花……貞
●遠く 春雷……145 尊晴
◆桃の花 今年も無事に 眺められ……のりよし
●よう、葉桜君……144 尊晴
●北窓開き往時の人の影……ひろし
●もう一杯花見帰りに神のバー……小川
●いぬふぐりまばたく星のごとく咲き……貞
●花びらの浮きし流れの亀と鯉……ひろし
●赤白と 花桃の里 美しく……のりよし
●村守る 一本桜 咲き満てり……極楽とんぼ
●地獄門のうらへまわりこける……142/100 尊晴
(よせばいいのに放哉の真似をして)
●水鳥が掻いて渦巻く花模様……ひろし
●桜散るそのとき思う母の愛……写楽
●樹と樹とが織りなす庭の桜かな……ひろし
●春風を路地に誘ふや漬菜樽……東入間 遅松
●挿し木する手に手を添える人もなし……貞
●紅梅の花の下なる昼餉かな……極楽とんぼ
●散りてなお模様をなせり花の屑……極楽とんぼ
●武蔵野に木芽起こしの雨の降る……極楽とんぼ
●梅一枝ほのかに匂うマイルーム……極楽とんぼ
●啓蟄やモグラの穴のそこかしこ……極楽とんぼ
●空蝉の枯木抱ける俳写かな…尊晴(南無-05)
●巾着に黄金あふれる菜花かな……小川
●海棠の 枝に虫喰む 小鳥かな……極楽とんぼ
●揚げ花火映ゆる川面の華やげり
●昇りゆく花火ひゅるひゅる笛鳴らし
●打ち止めや空いっぱいの揚げ花火
●打ち止めの花火闇夜を輝かす
●散りかかる花は今宵の別れぎは……141/100 尊晴
●濡れねずみ花に嵐の例えあり……尊晴(南無-04)
●出世橋渡るその先ホトケノザ……尊晴(南無-03)
●戒名を忘れて眺むうなじ哉……尊晴(南無-02)
●ユスラウメ眉毛おとして通販生活……尊晴(南無-01)
●お花見や ブルーシートが 幅きかせ……のりよし
●秘めごとの香りただよう辛夷(こぶし)かな……貞
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2006年3月 ひぐらし-スナッ句
●花知らず近くて遠き高麗の春……小川
●樹に宿り我も木なりと春の風……ひろし
●捨て猫を 抱き上げその背 なたね梅雨……ほたる
●濡れ鼠 猫がねずみの なたね梅雨……ほたる
●散らぬ間にその不自由を押して出て……139/100 尊晴
●春の山麓(ふもと)に住みし人思う……ひろし
●戒名も忘れてこぼる雪やなぎ……138/100 尊晴
●春の蚊や夫(つま)に掻かせる心地よさ……貞
●コーラーのまわしものかと勘違い………臼井
●春が来て飛び立つ雛の落し物………臼井
●自販機に惑わされつつのど癒し……小川
●流れゆく思いとどめず春の川……ひろし
●「さくらさくら」知らぬわが子のいとほしさ……木塚
●連翹(れんぎょう)を摘む手をとめし隣の子……貞
●風強く 春待つ丘の 夜景かな……のりよし
●ぽこぽこと湧きて流れる春の水……ひろし
●白梅やめでたき位置に薫りたり……※137/100尊晴
●舞い迷う行き先しらず白梅も……貞
●あらうれしもらいし酒は「島流し」……136/100尊晴
●春あらし鉄幹の歌友と酒……ひろし
●なかなかの武者振りである春あらし……135/100尊晴
●つくしんぼ遠くの友を思うとき………ひろし
●白肌の雛をてらせし薄明かり………貞
●われ先に飛び出す子らのいさみ足………写楽
●春の陽に 開花待たれる桜花かな………のりよし
●かわいくてしまいそびれし雛人形………貞
●冴え返るしまいし服を呼び戻し………貞
●紅梅や去年の雑木じゃまもせず………ひろし
●磨かれて 細る地蔵や 花まつり………130/100 尊晴
●ウグイスとまちがえないでとメジロ言う………臼井
●忙しや梅もも桜とこの季節………ひろし
●天蓋にひらりひと花桜かな………ひろし
●みあげれば 飛蚊 飛ぶ 飛ぶ 春の空…129/100尊晴
●虚無僧の笠もかたぶく桜哉………128/100尊晴
●紅梅も白梅も待つ坂の上………127/100尊晴
●虚無僧の笠もかたぶく梅の花………126/100尊晴
●桃の花 ねこにリボンして ひな祭り…………ほたる
●名も知らぬ小鳥が一羽春を待つ………臼井
●ものの芽の中で輝くひと芽なれ………ひろし
■靄晴れて 数多見え出す 座禅草……極楽とんぼ
●草餅と素甘よろこぶ老いし母………ひろし
●冬なれど 八重山諸島 花満ちし……極楽とんぼ
●あの頃は誘いもうれしひな祭り………125/100尊晴
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2005年12月 ひぐらし-スナッ句
●サンセット サンライズさて 又一年……尊晴
●ホイチョイの POP俳写も歳の暮れ……尊晴
●惹かれるは雨より雪の似合う人……こてまり
●二つ三つ 高麗殿池辺 帰り花…横田
●仏教の身にてイブの夜祝いけり……たかを
●凍りつく歩道に映るスナックの灯……こてまり
●柚子の香や年の功経る湯舟かな……たかを
●秋の日や 色鮮やかに みずがき湖……のりよし
●おお寒ぶと 馴染み飛び込む 暖簾かな……尊晴
●寒空にまだ飲み足りず梯子酒・・・たかを
●山風に 流され落ち葉 舞い降りる…横田
2006年1月 ひぐらし-スナッ句
●甲冑を背に 交わさん 借命の酒……尊晴
●懐かしき五個山の里雪深く……こてまり
●五箇山は深雪に埋もれ屋根ばかり……横田
●家族にて作りし凧に万歳し……横田
●遠き日の棲家は雪に埋もれて……こてまり
●一升瓶抱えて成人みな元気……写楽
●元日や 孫に連れられ 初参り ……のりよし
●それ程の願いは掛けぬ初詣……尊晴
●目覚めれば 夢の空籤 プッシュピン……尊晴
●マスターのおごりで酔った暮れの酒……こてまり
●行く年も 来る年も ミラーボール……尊晴
2006年2月 ひぐらし-スナッ句
●フジの日に 寒さ忘れて冬花火……のりよし
●裏庭で陽をやっと受け蕗のとう……ひろし
●喰らふ物無ければ五日市の包装紙も……122/100尊晴
●暖かや パラリと落つる 読みし本……極楽とんぼ
●朝月の 残れる土手の 霜白し……極楽とんぼ
●老猫を 抱いて寝む 寒夜かな……極楽とんぼ
●親ガモに見てみてよと羽ひろげ(ひろし)
○黄昏や又ひとり行く雪の人…雪中庵梅年
●会社去る身に氷雨花握り締め………ひろし)
●たわわなる蜜柑樹の下 少女急ぐ……121/100 尊晴
●水洟(みずばな)をすすりながらのコップ酒……ひろし
●ほんのりと 夕化粧した 富士の山………のりよし
●喰らふ物無ければ太陽と月を食ふ………尊晴119/100
●もう一杯六連星(むつらぼし)の道案内……ひろし
●今日の空 なにも想わず…信号は青…尊晴118/100
●No2とあり 錆々と錆行く………尊晴117/100
●福顔で豆まく人に手むけて………ひろし
●スリガラスなにやらゆかし雪の舞い……尊晴116/100
●心なし春の気配やカウンター………尊晴115/100
●冴え返るフロントガラスに当たる雪……こてまり
●鬼の目に 涙あり 豆まかず……114/100
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